2023.08.31

業務用タオルの選び方を徹底解説 薄手のタオルから厚手のタオルまで何を選ぶかお教えします

業務用タオルの選び方を徹底解説 薄手のタオルから厚手のタオルまで何を選ぶかお教えします

ホテル・旅館用タオルなど業務用タオル専門店コットン幸新の清水です。当社は昭和55年の創業以来業務用タオルの専門店として商いを営んで参りました。

そんな業務用タオル。業務タオルが必要になるシーンは様々です。コットン幸新が数多く取引させていただいているホテルや旅館さんのほか、理美容院さんやエステサロンさん、ほかにも多くの場所で日常的に利用されていますよね。

今回は、業務用タオル専門店の知識を生かし、業務用タオルの選び方について色々ご説明していこうと思います。

業務用タオルはその名の通り業務用のタオルです。当然のことですがビジネス上必要になるということです。ですから、そのコストは経費となり、できるだけ抑えたいというのが本音だと思います。

業務(ホテルや旅館)用のフェイスタオルの場合、160匁のタオルを使うケースが一番多いです。安く抑えるなら140匁のタオルでも良いと思います。ホテルや旅館の場合、タオルは別料金ではなく宿泊費の中に含まれます。ですから、よりコストを抑えようという意識になると思います。ただ、写真では分かりづらいかもしれませんが、140匁の業務用タオルと160匁の業務用タオルでは厚さが異なりますので、実際に商品を見比べて選ぶのが良いでしょう。コットン幸新の場合、サンプルをお出しすることも可能ですのでお気軽にご相談ください。

業務用タオルでよく聞く『匁』

日帰り温泉や温浴施設の場合には、180匁の業務用タオルが多く使われています。これは、そうした施設の場合には、タオルは購入するケースが多いためだと思います。

業務用タオルの中でもかなり厚手となるのが220匁のタオルです。時々ホテルや旅館でも使われますが、ほとんどありません。どちらかというと業務用というよりもあいさつ回り用やお年賀や贈答用に使われることが多いのが220匁のタオルです。あまり薄いものだと貧相に思われてしまうので、220匁くらいの厚さが用いられます。

ギフトで使われるようなふかふかなタオルは一般的に「高級タオル」と呼ばれます。フェイスタオルは1枚あたり2,000円以上の価格となります。コットン幸新の場合、取り扱いはできますが、業務用タオルの専門店のため、オンラインショップには多くの商品を掲載していません。相談していただければご提案できますので、オンラインショップに載っているもの以外の商品が欲しい場合にはご相談ください。

前述の通り、旅館やホテルで多く使われているのが160匁の業務用タオルです。160匁の業務用タオルは、旅館やホテルの場合、お持ち帰りしてもらうケースが多いですが、旅館やホテルで洗濯をして繰り返し使うところもあります。薄いと言ってもすぐに破れるわけではないので何度も洗濯して使うことが可能です。

また、160匁くらいの厚さの業務用タオルは、台所などでも使い勝手が良いです。厚手のものに比べて薄手のものの方が絞りやすいという良さがあります。薄い方が当然乾きやすくなります。旅館やホテルでは置いていくお客様もいますので、ふきんや雑巾として再利用しているところもあります。ECOが叫ばれるこのご時世、再利用するのは非常に良いことですよね。

業務用タオルでも使う場所によっては丈夫で長く使える(色落ちしにくい)ものが良いというケースがあります。基本的に業務用タオルは一般のタオルに比べて丈夫にできています。その中でも特に色落ちしにくい商品は、スレン染めの業務用タオルです。

通常のカラータオルは白いタオルを染色液に漬けることで色を着けていきます。それに対し、スレン染めのタオルは、糸自体を特殊な技法で染め、その糸を使って織りあげたものになります。そのため何回も洗っても色落ちしにくいです。

また、スレン染めのタオルは何度も洗濯することが前提で作られた業務用タオルです。そのため、角の部分にも三巻縫製が施してあり、タオルの角の部分も丈夫です。外国製のタオルに比べて国産のタオルの方が縫製がしっかりしていて品質が高いものが多いですが、一般的な国産タオルでも三巻縫製まではしていないものがほとんどです。理容室や美容室のように何度も洗濯をして使うような用途の場所には、非常に丈夫なスレン染めの業務用タオルがお勧めです。

業務用バスタオルの場合、お客様からよく「丈夫なものが欲しい」と言われます。当社で扱っているバスタオルの多くは一貫匁(1,000匁)という厚さ(重さ)のものです。通常のバスタオルは800匁くらいのものが多いです。業務用タオルで多く使われるのが160匁くらいですから、タオル1枚分くらい重い計算になります。エステ向けは1,200匁とさらに重いものをお勧めしています。重さが増すと吸水性があがり、もちもよくなります。

丈夫なものと同時に「肌ざわりの良いものがほしい」と言われるケースも多いです。ふかふかとした風合いの良いものは、触った感じがしなやかで気持ちいいですよね。ギフトでもらうようなバスタオルです。そういうバスタオルは、そもそも糸が違います。綿の評議会などで認定された糸を使っていたり、今治タオルの場合には今治タオルの規格をクリアしたものを使って織られています。糸の違いって?と思われるかもしれませんね。糸の違いとは、そもそも糸に用いられる綿の品質と、糸にする際の糸の撚(よ)り方が違います。あまりきっちり撚ってしまうと固くなってしまいますが、あえて少しゆるく撚った糸を使うことで柔らかな風合いを出すことができます。ゆるく撚る事でふわっとした風合いや吸水性を上げることが可能になります。

ホテルや旅館などの業務用タオルの場合、基本的にお部屋に置いてあるタオルには名入れが施されていると思います。これは持ち帰った際にもどこのものなのかを記すことで、広告として用いているためです。

コットン幸新のオリジナルプリントタオル(名入れタオル)は、無地の白タオルに、お客様のホテルや旅館名、会社名、ロゴなどをデザインしてお入れいたします。プリントはシルクプリントで行います。シルクプリントはまず型を作り、そこにインクを落としていく技法です。プリントの場所を選ばず安価に対応できるのが特徴です。コットン幸新の強みは、プリントの位置です。通常はタオルの平地部分(端から15cm以内の場所)にプリントするのが一般的ですが、コットン幸新ではタオルの中心部分や、ご希望の場所にご希望の形でプリントすることが可能です。

また、コットン幸新の名入れタオルは、10枚からの小ロット対応が可能です。割高にはなってしまいますが、小規模の宿泊施設様など、あまり多くのタオルをご希望されない方にはご好評いただいております。単価が安くなる業務用としての1,000枚単位での製造販売も可能です。ホテルや旅館、会社様でオリジナルのタオルを作りませんか?

この記事はわたしが書きました

清水大介(しみずだいすけ)

株式会社コットン幸新 代表取締役

1980年創業、繊維製品販売するコットン幸新2代目として令和元年に代表取締役就任。子供のころから父親の働く姿を見て将来の夢は、同じ仕事をやりたいと心に抱いていました。そんな私も今は、3児の父。後を継いでもらえるように子供たちに背中を見せれればと思っております。
常にお客様ニーズに合った提案ができるように心がけています。

Back to list
pagetop
お買物の仕方